昨日は、稽古初日。
出演者そろって本読みです。
登場人物は、父と母とその娘と祖父の4人家族。
一回目の本読みがはじまると、
母は、母っぽく。
娘は、娘っぽく。
祖父は、祖父っぽく。
そんな感じです。
事前に台本を渡していたので、各々何かしら考えてきたんだと思います。
母役(サトコ)の大久保さんには、「皇室の紀子さんみたいな」と僕がうっかり言ってしまったせいか、どことなくおっとりセリフを言っておりました。前に、少しセリフ合わせをした時、イメージが違ったので、つい言ってしまったんですよね。結果、イメージからさらに遠く・・・
口がすべった、としか言いようがない。
役作りってのは、僕にはどうにも分からない。
役作りと会話をすることが同居していればいいと思うんですけど、どうしても役作りの方向に意識がいくらしく、なんだか本読みをしていてもいっしょにやっている気がしない。
今回のことではありませんが、役作りらしきことをして、セリフ完璧に覚えて、まわりに関係なくテンポ良くしゃべられても、見てるこっちは白けるばかり。
二回目の本読みでは、「力抜いて」「会話して」だけ言って、修正を。
もちろん紀子さんのことは忘れてもらって・・・。
本番まで一か月、稽古が楽しみです。
あとは、僕が余計なことは言わないように。